日記

2021-10-31 15:53:00

らくだの涙

 

「らくだの涙」2003年、ドイツ、ドキュメンタリー映画
モンゴル砂漠に暮らすある遊牧民一家で飼われていた若いらくだが初産の純白の子らくだを出産しました。
でも、若い母らくだは、初めての出産、難産で苦しんだショックからか、子らくだを育児拒否してしまいます。
子らくだが、お母さんを恋しがって走り寄っても無視、母乳を飲もうとすると蹴飛ばして威嚇。。。
子らくだは日増しに衰弱してしまいました。
悩んだモンゴル人飼い主夫婦は対策を考えました。
可愛い子らくだを死なせるわけにはいかない。
そして街から導いたのは、医者ではなく、馬頭琴(モンゴルの民族楽器、弦楽器)の奏者でした。
遊牧民族の母が、親らくだの体を優しくさすりながら歌う声、聖なる動物子らくだの悲しい鳴き声、奏でる音色、遊牧民の祈りが重なり、地平線の彼方まで、大地に鳴り響きます。
すると、母らくだの魂にその音色が共鳴したのか、忘れていた愛情を思い出し、目から、光る宝石のような、大粒の涙が延々とあふれ出ました。
子らくだを威嚇していた表情と鳴き声も徐々に和らいでいきました。
そして、恐る恐る近づく子らくだを、母らくだは優しく受け入れます。
こうして、母らくだば聖なる音楽によって心を癒され、優しい母性を呼び覚ましました。
心に染みわたる音楽を聴いて、動物も共感し涙を流し、心を取り戻す。
優しい気持ちになって涙を流す事は、とても体に大切なこと。
2022.10.07 Friday